リレンザと他の薬の飲み合わせ

リレンザは、インフルエンザのウイルスに対して、直接的な効果を発揮することができる、抗インフルエンザウイルス薬の一種です。
このタイプに属している医薬品は、それほど多くの銘柄があるわけではありませんが、そのなかでも、リレンザというのは、呼吸にあわせて薬剤を吸入するようになっているというところに、最大の特徴があるといえます。
インフルエンザというのは、外からやってきたウイルスを空気とともに吸い込んでしまうことによって、それが気道などの粘膜に感染して、増殖してしまうことが、主要な原因となるものです。
そこで、リレンザのような吸入薬を利用すれば、ウイルスが増殖している最中の気道の粘膜に、確実に薬剤を届けることができますので、治療の効果も従来のものよりむだがないということになります。
このリレンザと他の薬との飲み合わせについてですが、添付文書からもあきらかなように、併用禁忌とうたっているものはありません。
ただし、リレンザ以外の他の抗インフルエンザウイルス薬は、基本的に効果が同じですので、同時に用いるということはありません。
また、リレンザが吸入薬であるという特殊性から、併用するにあたって気をつけておいたほうがよいものもあります。
たとえば、ぜんそく患者の場合には、呼吸をスムーズにするために、短時間だけ効果のある、同様に吸入薬タイプの気管支拡張剤を使用することが多くあります。しかし、リレンザと気管支拡張剤をいっしょにしてしまうと、気道が過敏になって、呼吸が困難になるといった副作用が発生する可能性があります。
そのため、気管支拡張剤を使用した上で、その後でリレンザを使用とするといった方法で、先後関係を考えながら使用することが必要となってきます。